写真で見る境内のご案内









白山古墳について
当社は、名古屋市内の平坦な市街地にありながら、突如として姿を現す小高い丘全体を境内地としております。
この丘は、5世紀中期頃に築造された前方後円墳「白山神社古墳」であり、
かつて交通の要衝であった新栄・鶴舞・吹上の一帯を治めた豪族の墳墓と伝えられております。
古墳に埋葬されたお方は、境内内の床主宮(とこぬしのみや)にて、お祀りしております。
| 規模 |
全長約85m 前方後円墳 前方部約50m 後円部約47m 標高約10m |
|---|---|
| 年代 | 5世紀中頃 |
前方後円墳の形で見る
白山神社
円墳側:北参道
円墳上:拝殿
方墳側:南参道
名古屋市内の古墳の歴史
名古屋市内には約200基の古墳が確認されており、これらの築造年代から、古代豪族が市内の東北部から南方へと勢力を拡大していった様子がうかがえます。
たとえば、守山古墳群は4〜5世紀頃の築造、熱田断夫山古墳は6世紀初頭のものとされております。
近年の試掘調査
試掘調査では、当古墳を取り囲む周壕の存在も確認され、円筒埴輪などの出土品が確認されました。
埴輪の特徴から、五世紀中期頃に築かれたと判明しました。
※出土品は名古屋市の教育委員会で保管
境内に佇むことで、古代より脈々と受け継がれてきた歴史と信仰の息吹を感じていただけることでしょう。